今も苦しむ少女がいる!今後もワクチン副反応被害者に寄り添っていきます

8年間にわたる議員生活でしたが、5月29日が任期の最終日でした。

子育て・介護、特に子宮頸がんワクチンについての質疑をおこなったことが印象的です。

2019年2月28日の予算特別委員会でおこなった質疑を掲載します。

橋本)子宮頸がんワクチンは、がんそのものを防ぐ効果は確認されておらず、がんになる前の異形成の段階での効果のみとされています。子宮頸がんは、主に性交渉によるウイルス感染で罹患するとされていますが、現在、子宮頸がんの要因とされるウイルスのすべてにワクチンが対応しているわけではありません。
12歳から16歳の児童・生徒を対象に、2012年、子宮頸がんワクチンは定期接種となりました。定期接種となる前、任意接種として区はご案内を送付し、費用助成をしました。
接種実績は、2009年度が1,226件、2010年は9,365件、2011年は2万3,663件でした。2012年6月、ワクチン接種後に体の痛みやさまざまな副反応が起き、ワクチンとの因果関係が否定できないとして、積極的勧奨を差し控えることとなり、2012年は1,055件、2013年は61件、2014年は49件と激減したのですが、昨年度は88件でした。
区内の子宮頸がんワクチンの副反応の相談状況では、どのような症状の相談があって国に報告したのは何件でしょうか。

保健予防課長)報告されている主な症状は、意思に関係なく身体が勝手に動いてしまう不随意運動、湿疹、発疹、関節痛、無月経、頭痛、腹痛、手のしびれ、手の震えです。

橋本)2012年3月、子宮頸がんワクチンの副反の報告が相次いだことから副反応被害者連絡会が発足、その際練馬区内にも被害少女がいることが明らかになりましたが、区がそれを委員会で認めたのは5月になってからでした。

さらに2012年に接種し入院を含む治療を継続している人が区内います。医療費補償も含め相談にのるべきだと思いますが、どうですか?

保健予防課長)現在相談を受ける件数は0件でございます。相談される方の気持ちをくみ取った形で相談があれば丁寧に対応する。

橋本)相談者の症状など後追いすべきです。子宮頸ガンワクチンの医療費補償をおこなっている自治体もあります。救済制度が国にあるからとするのでは不十分です。

区内被害者が区に相談をした際には、区が真摯に向き合うよう、今後も働きかけていきます。

これからも声をあげにくい人の声を聞きとり、応援する活動を続けていきます。