区長の就任挨拶
4月15日の練馬区長選挙で当選(再選)し、第19代練馬区長に就任する前川 燿男(まえかわ あきお)氏(72歳)が、17日区役所に初登庁しました。
前川燿男区長は、就任挨拶で「区政を『参加と協働』から、『参加から協働へ』と、変えなければいけない。
例えばコンビニを認知症高齢者の見守り拠点として活用する仕組み、みどりの区民会議を通じたみどりの保全・創出の新しい手法、街かどケアカフェ、はつらつシニアクラブの多様化を進めるなど、新たな取組みに着手しております。こうした取組みを、区政の広範な分野において進めていかなければならない。皆さんと一体になって取り組んでいきたい。」
さらに「新しい政策の展開、区政運営の改革、区民の皆様の参加と協働、全てにおいて23区の先頭を切って走る自治体を実現したい。新しい大都市自治の先頭を切って走る自治体になりたい。」(HPより抜粋)と抱負を述べました。
協働とは対等な対場でともに働くことですが、行政とNPOなど市民と行政が、対等な立場でまちづくりなどの共通の目的のために協力していくことです。
練馬区は今年3月、N-impro(ニンプロ)の完成発表、体験会を開催しています。
【N-impro(ニンプロ)とは】 「認知症かどうか分からないけど、言動が気になる方にどう対応し たらいいのだろう?」など、日頃からお客さんと接するコンビニエン スストアの店長や店員の立場となり、認知症の方との対応で、判断が 難しいシチュエーションを想定した、みんなで考えるカードゲーム形式の研修。 コンビニエンスストアへの聞き取り調査等により、実際に起こった 事例を収集・分析し、開発した。
【参考】「ねりまコンビニ協働プロジェクト」について 東京大学大学院高齢者在宅長期ケア看護学チーム(代表:五十嵐講師)、区内で認知症グループホームを経営する事業者、区内コンビニエンスストア経営者、練馬区が協働し、昨 年 8 月から取り組む。
【参考】「地域おこしプロジェクト」について 区民の自由な発想で未来に向けた練馬の発展につながる取り組みを、区と協働で実施する事業。今年度は 3 団体を選定し、補助金の交付(年 100 万円)や、区の若手職員派遣等により支援。
再選によって継続した前川区政を、今後も注目していきます。