映画「ペンタゴン・ペーパーズ~最高機密文書」を見て

2018年4月16日 12時35分 | カテゴリー: 活動報告

本作品はアメリカ国防省の極秘報告書を、当時の同省職員だったダニエル・エスバーグ氏がタイムズ紙やワシントンポスト紙に情報漏えいした、1971年の実際の事件を基にした作品です。

機密文書を手に入れたワシンポスト紙の編集者(トム・ハンクス演じる)と発行者(メルリ・ストリープ演じる)が、政府から訴えられ会社がつぶされ記者が収監される可能性や危険があるなかで、ベトナム戦争に関する政府にとって「不都合な真実」を報道することを選択します。

この映画は区民の方からの推薦でした。推薦の理由は、現在の日本の状況とも重なり、政権というものの本質を語っていて、それに対峙する個人の良心の強さや女性の立場についてを考えさせられるところがあるから、というものでした。

現在国会では「森友・加計」問題への議論が白熱していますが、政権がお友達や同じ考えの人を優遇、官僚が議員の良いように「忖度」していることが明らかになっています。保守政権による政治体質が変わらないことが、残念でなりません。

確かに為政者が自分たちにとって不都合や真実を隠くそうとするのは、これまでの多くの国の歴史で明らかです。

それに対し、為政者や政権の権力の行使をただ許すのではなく、マスメディアが報道しなければならない「真実」とはなんでしょうか?公文書はだれのもの?「真実」を知って為政者の横暴を許さない市民とは?あるべき議会とは?

映画は遠い世界のことではなく、今暮らすわたしたち一人ひとりの姿勢を問うものでした。