環境まちづくり委員会 視察報告

2017年12月22日 19時09分 | カテゴリー: 活動報告

環境まちづくり委員会で高岡市、金沢市を視察(10月19日~20日)しました。以下報告です。

1、10月19日 特色ある公園事業について~新高岡駅南口公園(富山県高岡市)

(概要)

新高岡駅と公園の芝生。

高岡市は富山県北西部の市で、富山市に次ぐ富山県第2の都市で、県西部の中心都市として商工業都市として発展した。伝統工芸の高岡銅器に代表される鋳物の生産が盛んで、豊かな水と電力を背景にアルミニウム工業も発達している。

高岡市では都市公園・緑地が271か所あり、さまざまな特色ある公園を整備する。新高岡駅南口公園は、2015年の北陸新幹線・新高岡駅の開業に合わせ、飛越能(飛騨・越中・能登)の玄関口として整備された。

伝統産業である鋳物を使ったモニュメントや市内小学生がデザインしたオーナメントの設置など特色がある。公園内には市からの委託事業者が運営するカフェがあるが、今後は駅周辺の大規模な民間開発が予定され、同駅利用者以外にも利用されると想定している。

 

Nemaru Cafe。「ねまる」とは富山弁で「座る・休む」の意味。

(所感)高岡市は以前は商業工業都市として発展してきた。現在は北陸新幹線が開通したが、金沢に観光客は集中している。今後新駅周辺の開発に伴い、旧市街となるだろう高岡駅周辺の商店街は、アーケードは立派だがシャッターが閉まる店も見られた。新高岡駅には、地元の期待がつまっていると思った。しかし公園はわずか600㎡、川の水を引き込んで公園内に流し、カフェを配置し新駅を中心とする開発への意気込みが感じられたが、中途半端な感じはいなめない。

 

 

 

 

2、10月20日 金沢駅西広場の再整備について(石川県 金沢市)

(概要)

対象範囲は27,000㎡金沢駅は金沢城や兼六園など、古くからの市内中心部の北西に位置し、駅東広場は、「歴史都市金沢の玄関口」として整備されている。一方西側について1991年、市は金沢駅西広場を整備したが、広場内の車両混雑などの問題が指摘され、このため市は、北陸新幹線の金沢駅開業の決定を受け、2016年3月に駅西広場を「新しい金沢の玄関口」として再整備した。

広場の特徴は自然を重視した開放的な場所をイメージしてつくられ、路面には6色のタイルで自然の風景を表現。イベントができるステージや広場が確保されていた。また、湿地が主だった駅西側周辺の原風景を再現し、ハス、スイレンなどの池を設け、金沢の「和」の雰囲気を演出する竹林を配置している。交通機能の充実としてのバリアフリー化や各交通施設を配置している。

環境負荷低減に向けた取り組みとして太陽光パネルを設置し、広場内のLED証明相当の電力を確保した。市では、年間平均降水雪日数が178日という気候風土を意識し大屋根から全乗降場につながる導線すべてにシェルター(屋根つき)を整備している。

 

(所感)

北陸新幹線開通によって、観光客の増加に伴い、駅前の利便性、快適性の確保を目的に整備事業をおこなった。大型バスの発着などがスムーズになった。訪ねたときはさまざまな国からの観光客が新幹線をから大型バスに乗車していた。能登の植生を取り入れたり、広場内の意匠には伝統工芸が使われ工夫されているが、多くの観光客を迎える駅は、大型化するのははやむをえないのだろうか。日本中で特定なところに住民も観光客も集中していくように、開発によってさらにすすめられていると感じる。

スイレンの池