子どもの最善の利益のために、児童相談所の区内設置を!

2017年10月2日 18時21分 | カテゴリー: 活動報告

児童福祉法改正の概要

児童福祉法が改正され、23区に児童相談所が設置できることになりました。現在は区内の子どもの虐待事例への対応は、子ども家庭支援センターと新宿区にある児童相談センターが連携していて、児童相談センターが立ち入りを含む調査・子どもの保護の権限を持っています。23区のうち22区が児童相談所の区内設置に前向きですが、練馬区はあくまで東京都との連携で対応するとしています。9月27日の決算特別委員会では、児童相談所の区内設置を求め、質疑をしました。

その後10月1日発行の区報には、区長自らの体験や施策を語る「5階の窓から」で、児童相談所を区内に設置しない理由が都庁時代の思い出とともに掲載されました。

 

児童相談所には一時保護所の設置が求められ、一時保護所退所後の処遇には弁護士をはじめ専門性が必要であることは否定しません。それらは、研修や人材の確保など、バックアップ体制を整えることで対応できると思います。

 

区が取り組まなくてはならないのは、子どもの最善の利益を保障する、という姿勢を示すことです。

 

わたしのところには、東京都の児童相談所の一時保護所で、大変な思いをしたとの声が届いています。退所した子どもは「二度と入所したくない」と話しています。虐待で辛い思いをしたのですから、子どもの一時保護の場では家庭的な対応が望まれますが、管理的になっています。児童相談所が区内に設置されれば、迅速で的確な対応ができ、家庭との関わりや一時保護所における処遇・一時保護からの退所に当たっての退所のタイミングや退所先、家庭に戻す際の地域で支える体制づくりなど、区の判断で子どもに寄り添った細やかな対応ができます。現状の東京都との連携による対応では、子どもの処遇を自治体がまず責任をもつ、という点で不十分です。

 

世田谷区・板橋区は、来年度には区内での児童相談所設置を目指しています。明石市は人口29万人ですが、市内に児童相談所を設置することを構想、子育て支援のために何でもやる「子育て支援の明石市」としてPRすることで若い世代が流入して過去最高の人口になり、今後は中核市を目指すと聞きました。区においては子どもの最善の利益を保障するため、児童相談所設置を求めます。