都知事会見~食の安全と、都民の利益は守れるか

2017年6月21日 19時16分 | カテゴリー: 活動報告

会見を報じる今朝の新聞

6月20日小池都知事は臨時記者会見を開き「築地を守り、豊洲を生かす」と豊洲市場に移転したうえで築地跡地を再開発すると説明。新たな計画づくりを都庁幹部に指示しました。

主な発言は下記です。

1、「安全対策」を講じたうえで豊洲市場に移転する。移転への詳しい日程は市場関係者と協議。IT技術を活用した総合物流センターにしていく。

 

2、築地市場は「高いブランド力は都の莫大な資産」とし、再開発する豊洲への移転後に建物を解体。2020年東京五輪・パラリンピック時は選手を運ぶバスの駐車場など「輸送拠点」に。その後、豊洲市場への移転後5年をめどに隣接する浜離宮と一体に活用し、『食のテーマパーク』機能の市場とする。

 

さらに「最終的に決めるのは都議会。豊洲への移転、築地の復帰は市場業者の選択。」と話しました。

 

これを受け市場関係者は「(目利きの技を核とする築地ブランドというが)目利きはものの良しあしだけでなく(食中毒などの)危険性を察知して生産者や消費者を守る仕事であり、市場全体の流れの中で形成される」と語り、会見内容に戸惑っています。「築地の再整備には莫大なお金もかかるし、一度移転してから本当に築地に戻ってこれるか疑問」との声もあがり、知事の折衷案によって不安は払しょくされていません。

 

区民からは豊洲市場への移転は都民への財政負担が重いこと、豊洲移転で食の安全が守れるのか、心配する声を頂いています。

 

豊洲移転には、これまで土壌汚染対策に当てた508億円の上にさらなる安全対策費を費やす予定です。さらに実際に稼動すれば、毎年21億円もの負債が発生すると予想され、市場関係者・都民の利益を守るために都知事案を受けるだけではない、根本から考え直すことも含め情報公開と都議会での真摯で具体的な協議が待たれます。

 

都議会生活者ネットワークは知事会見を受け、コメントを発表しました。