第一回定例区議会報告②小規模通所事業所に支援を!

2016年3月17日 11時34分 | カテゴリー: 活動報告

予算特別委員会の質疑で、区内小規模通所事業所を取り上げました。通所事業所=デイサービスは、引きこもりがちな高齢者が外出して人と触れ合い、心身や生活を整える効果があり、在宅介護のかなめです。デイサービスに通うことは、介護度の軽い高齢者にとって、介護にならない介護予防の効果があると報告されています。ところが、今回の介護保険改訂では、大幅な報酬削減となり、事業者は減収に苦しんでいます。区内ではこの2年で24事業所が撤退し、今後も増えると予想されてます。

特に10人以下のデイサービス事業所が、廃業・撤退に追いこまれ、「高齢者一人ひとりに向かい合って、支えたいと、少人数にこだわってきた。改訂による減収で続けられない」と訴えています。

高齢者にとっては、事業者の撤退によって、新しい場所に慣れるのに時間がかかったり、なじめずに意欲をなくす可能性があります。慣れ親しんだ場所でサービスを受けてこそ、心身の状態を悪化させずに保つことができます。地域に根ざし、家庭的な対応で、実績のあるデイサービスが無くなることは、大変な損失です。

区は医療・介護・住まいなど、さまざまなサービスが高齢者の生活を支えていく「地域包括ケアシステム」をすすめていますが、このシステムをいかすには、地域に多様なサービスが必要です。区に、事業者の経営状況など改訂の影響について把握するよう求めましたが、国が決めたことだからと調査しようとしません。これでは、保険者として責任放棄と言えます。

命綱ともいえる場所を減らさないために、事業者と向き合い、改訂の影響を聞き取ることが急務です。その上で、事務作業の軽減などの支援方法をともに考えるべきです。