地場産業と結びついた障がい者の就労支援  ~健康福祉委員会視察から①~

2015年10月27日 15時53分 | カテゴリー: 活動報告

1022日、健康福祉委員会で滋賀県立信楽学園を視察しました。信楽は中世からの焼き物の里で、以前より障がい者が窯業の働き手となっています。

 

信楽学園は、63年前に池田太郎氏によって創設されました。池田氏は「この子らを世の光に」と提唱した糸賀一雄氏らとともに近江学園を作りました。

信楽学園では、15歳から18歳までの主に知的障害のある児童が暮らし、寮生活をおこなっています。スポーツや芸術活動を通して仲間意識や協調性を養い、生活面での自立トレーニングによって一般就労7割、福祉的就労3割の全員就労を果たしています。

 

学園では、職業実習に地域からの支援を得るだけでなく、園生のやりがいを引き出す教育を、地域を巻き込んでおこなっています。駅弁に欠かせない「お茶」の販売は、1889年(明治22年)静岡県の弁当屋が、信楽焼きの汽車土瓶に静岡茶を入れて売ったのが始まりですが、学園ではこの汽車土瓶を復刻して近江茶を入れ、近くの信楽鐡道駅やびわ湖汽船でも販売しました。このことがマスコミに取り上げられ、地域での反響を呼び、園生と職員の自信につながりました。

園生のやりがいを引出し、地域との連携関係すすめ、卒業後もきめ細かくフォローしている学園の取り組みは、障がい者の就労支援として区でも参考にすべきと思いました。