女性議員比率は東アジアで最下位、いまこそ制度改革を!

2015年6月25日 11時56分 | カテゴリー: 活動報告

6月6日、男女共同参画センターえ~るフェスティバルでの講演会「女性の政治参加を考える~クオータ制を実施した東アジアと日本を比較」に参加しました。講師の申琪榮(シンキヨン)さんは、ソウル市出身でお茶の水女子大学 ジェンダー研究センター教員です。

 世界の女性議員の割合は、平均22.4%ですが、50%以上ある国はルワンダ、ボリビア、アンドラと3ヵ国あり、40%以上が13ヵ国、30%が43カ国あります。東アジアでは韓国16.3%中国23.6%台湾32.7%で、日本は9.5%154位です。日本の比率の低さは先進国では極めて稀で、比率を上げるための制度改革などの取組がおこなわれてこなかったことが原因です。

 「クオータ」とは「割当て」の意味で、議会に女性(あるいはマイノリティー)の割合を増やす取組です。①政党の候補者のうち女性(あるいはマイノリティー)を一定割合を当てる②議席の一定割合を女性(あるいはマイノリティーに)当てる。と二通りの方法があり、世界100か国以上で導入され、もっとも効果のある制度と評価されています。

 韓国では、政党の比例名簿の奇数を女性候補者に割当てた結果、特に市町村の基礎自治体では2002年に2.2%だった女性議員比率は、2014年に25.2%になりました。日本は202030(2020年までに指導的立場の女性の比率を30%に引きあげる)をすすめていますが、ほど遠い現状です。

 クオータ制を導入し、即効性のある制度改革をすべきです。特に国政の場合は、比例代表制にクオータ制の導入が可能と考えられ、今こそ政治の上での判断が求められます。クオータ制は入口を開く制度にすぎません。女性議員が活躍して社会を変えるまでには、女性運動や選挙制度、政党の実行意思、さらには働きやすい議会の実現などの変革も必要となります。

講師の申琪榮(シンキヨン)さんと