遺伝子組み換え食品の安全性

2015年4月12日 17時19分 | カテゴリー: 活動報告

現在、日本では遺伝子組み換え作物の商業作付けは行われていませんが、世界で最も多くの遺伝子組み換え作物を輸入しています。というのは遺伝子組み換え食品の安全性が確立されていないので国内で生産はしないけれども、加工食品の原材料として輸入するのは許されているからです。加工食品の原材料には表示義務がないため、消費者に知らされないまま、私たちの食卓には日常的に遺伝子組み換え食品が出回っているのです。

遺伝子組み換え推進派は、「多収量生産が可能で、世界中の飢える人々への食料援助になる」と説明しています。しかし、農家が「害虫駆除のコストが削減できる」「収量が増える」という企業の甘い言葉を信じて、遺伝子組み換え種子を購入することで、多国籍企業による種子の支配・農の支配がすすめられ、食の支配にもつながっています。

長期にわたって摂取した場合の安全性が確認されていないことや、枯葉剤による環境や人体への悪影響が懸念されます。1996年、米国モンサント社が遺伝子組み換え作物を開発普及して以来、枯葉剤をかけても枯れない雑草が増え、農薬散布量を増やす結果になっています。枯葉剤を多量に使用することで生態系を壊し、環境破壊を招いています。

2005年、大ぜいの人々による直接請求運動の結果、東京都に食品安全条例ができました。この条例にもあるように「健康への悪影響の未然防止」のために、加工食品原材料の遺伝子組み換え表示の義務化と、消費者への丁寧な情報提供を求めていきます。