アベノミクスで女性は「輝け」るか~真の女性活躍には

2014年8月5日 18時00分 | カテゴリー: 活動報告

 720日、全国市民政治ネットワーク全国交流会2014でジャーナリスト・和光大学教授の竹信三重子さんが「アベノミクスで女性は『輝け』るか~男女共同参画のいまを考える」をテーマに講演しました。

働く女性の現状は大変厳しいものです。

 単身女性の3人に一人、単身高齢者の52%、19歳以下の子どもがいるシングルマザーの57%が貧困です。その背景には働く女性の56%が非正規で、女性非正規の賃金は男性正社員の半分、女性の平均賃金は男性の7割に過ぎないことがあります。

 アベノミクスはさらに、「残業代ゼロ」を導入。「年収一千万円」以上の人を対象に8時間労働を撤廃し、何時間でも働けるようにようとしています。竹信さんは「一千万円」の枠が時の政権によって外される可能性があること、制度の導入には、「家事労働や家庭・地域生活の無視」し、長時間働くことが正しい働き方とする就労の意識がある。働く人の健康や家庭生活、人生設計は後回しになり危険、と指摘。

安倍政権の「女性活躍」の問題点は、「指導的地位の女性」抱き込みで、そうでない女性の低賃金化をすすめる、分断施策であると訴えます。

竹信さんは 真の女性活躍のために次の4点を提案しました。

  1. 家事や子育を担いながら働ける「標準労働者像」を転換する。

  2. 家事労働を女性だけが担うのではなく、行政・企業・男性に負担を再分配する。

  3. 外国人を含む子育て介護を担う家事労働者の労働権を確保する。

4.働く女性自身が組織化を図る。

女性の就労の改善に向け早急に取り組まなくては、と思いました。