千年希望の丘事業~清掃・リサイクル等特別委員会視察報告

2013年11月21日 17時44分 | カテゴリー: 活動報告

11 月14日、15日と岩手県陸前高田市と宮城県岩沼市に行き、震災後発生した災害廃棄物=がれき処理について、陸前高田市では「沼田地区二次仮置き場」を、また、岩沼市では「千年希望の丘」を視察しました。その中で千年希望の丘の壮大な計画に驚きました。

岩沼市は宮城県の中央部、仙台市の南に位置し、西部の山岳地域から東部の太平洋岸に至る平野が広がり、南部には阿武隈川が仙台湾に流れ、古くからの交通の要所です。

この地を襲った東日本大震災後の大津波による浸水は、市域の48%にも及び500haもの土地が地盤沈下しました。海岸周辺でも、避難誘導にあたっていた役場の人を含む多くの方が亡くなっています。こうした甚大な被害を教訓に、沿岸部に高さ8mから10mの15基もの森の丘を築くというものです。

 丘は防潮堤として津波を減衰・分散、また、避難場所として救命を目的としています。高さを8mから10mの高さにするのは、震災で高さ9mの丘に避難し助かった人がいたからです。

 この事業には、植物生態学者宮脇昭さんが協力し、昨年5、実証実験丘を造成。丘にはタブノキ、スダジイ、シラカシ、ヒラカキ、ヤツデ、ナンテンなどの常緑樹が植樹されました。

丘として計画した 15基のうち、第1号丘(モデル丘)は全国からの寄付で造られました。今年6月9日におこなわれた植樹祭には、約4500人ものボランティアが植え付けの協力をしたのです!

 丘には多くの人の手によって大切に植えられた、苗木が元気に風を受けていました。震災によって大きな被害を受けたこの地に森を築き、震災の記憶だけでなく、希望を後世に伝えるとは、夢・ロマンがあります。

また、丘の造成土の7割は震災廃棄物から再生した資材を活用します。

「がれきを輸送費をかけて処理すると、そこにかかる経費はみなさんの税金なんです!」これは今回千年希望の丘について、岩沼市長自ら説明したとき、聞きました。その通りです。木質系のがれきは「きずな」の名のもと、全国に運ばれ焼却処理されましたが、圏内処理でムダな経費をかけないようにすすめるべきでした。

津波よけ「千年希望の丘」について

ttp://www.city.iwanuma.miyagi.jp/kakuka/040700/sennnennkibounooka.html