視察報告~日進市障がい者支援の拠点見学

2013年10月29日 17時56分 | カテゴリー: 活動報告

健康福祉委員会で愛知県日進市「障害者福祉センター」を視察しました。日進市は人口約8万人、名古屋市の東部に位置し、昨年4月に開所したセンターは、障害者総合支援法による「地域生活支援センターたけのやま」と、「子ども発達支援センターすくすく園」の複合施設です。二つの施設は連携し、障がいを持つ人が地域で安心して暮らすための生涯を通じた支援をおこなっています。

入ってすぐの交流スペース

 「たけのやま」は、障がい児・障がい者に対応する基幹相談センターです。日常生活や就労支援などの社会参加を促す相談支援事業を中心に、関係機関が地域の課題について話し合う「障害者自立支援協議会」の運営、交流の場の提供や人材育成、講座の開催等の情報発信をしています。たけのやまの中に「尾張東部成年後見センター」がありました。

 「すくすく園」は、児童発達支援センターとして、相談支援と療育支援をしています。またさらに、発達に不安のある子や障がいを持つ子が保育所、幼稚園、学校での集団生活に馴染むよう、園の職員が保育施設や学校に出向き、助言指導をおこなっています。

 

すくすく園では120名が登録し、一日のべ40名が親子で来所。園内は、庭を中心に6つの部屋が配置され、五感や運動機能を刺激する遊具が用意されていました。見学した時、通所する親子に出会いましたが、手をつなぎ楽しそうに教室に入って行きました。

 

ボールプールの床下版です。中に入って遊びます。ボールが肌を刺激して発達を促します。

また、子どもの育ちを親子で学ぶ機会として、集団学習会、講演会、保護者交流会もおこなっています。すくすく園が開所し、子どもの発達相談がそれまでの倍になりました。悩みを相談できる場所が身近にあることで、安心につながっていると思います。

 

2008年、国は障がい児支援について以下の視点を示しています。

①こどもの将来の自立に向けた向けた発達支援。

②ライフステージに応じた一環支援。

③家族を含めたトータルな支援。

④身近な地域での支援。

日進市の「子ども発達支援センター」はこれらを意識して運営しています。

 日進市の障害者福祉センターを視察して、子ども発達支援センターと地域生活支援センターが連携して切れ目のない支援をしていること、近隣の大学との連携など地域での支援ネットワークをすすめていること、アウトリーチによる指導をおこなっていることが大変参考になりました。

区内には、4か所の「地域生活支援センター」と今年1月に開所した「練馬区こども発達支援センター」がありますが、日進市で学んだことを区の障がい児・障がい者支援に活かすように働きかけます。