施設従事者による高齢者虐待事件

2013年6月13日 23時58分 | カテゴリー: 活動報告

11日、春日部市の特別養護老人ホームで入所の女性に対して暴行、死亡させたとして元職員の男性が傷害致死の疑いで逮捕されました。報道によると、県警は2010年2月に容疑者が施設で働き始めたわずか5日間で、入所者4人が死亡または重症を負った他3件についても調べているとのことです。区内でも施設入居の希望は多く、希望者の全てが入居できない現状ですが、介護の必要な本人・家族にとってショッキングな事件です。

 介護福祉士の資格を取得し、介護を仕事として取り組むと考えた青年が、その対象である高齢者の身体を傷つけ、死に至らしめた原因はなんだったのでしょうか?どんな理由でも抵抗できない相手に手を挙げることは許しがたいことですが、背景を含め、真相究明が重要です。

 高齢者虐待防止法によって、虐待が発見された場合は自治体への通報が義務づけられていますが、東京都が2011年度に受け付けた施設従事者による虐待は58件で、2010年度に比べ9件増加しています。そのうち区内からの報告は2011年度が1件、2010年度が1件でした。

 自治体の施設虐待事例への対応は、東京都福祉局が施設の許認可と監督をしているため、報告が義務付けられていますが、大切なことは虐待事例がおこってからではなく、未然に防ぐことです。それには、施設内の職員の処遇、適切な研修などの教育体制があるかといった実態把握をきめ細かくおこない、必要な場合は改善・指導していくことを監督者である東京都に求めなくてはなりません。

 東京都が権限や財源をもっていることが多くあります。

高齢者の人権・命を守るためには、練馬区に求めるだけでなく区民の声を都政へとつなげて活動していきます。