やっぱり、介護は社会のしごと!市民が市民を支える地域をつくる

2011年4月16日 09時52分 | カテゴリー: 活動報告

高齢になっても障がいがあっても、住みなれた地域で暮らすことができるよう「介護の社会化」へと福祉の概念が転換されて久しくなりますが、地域は、人とひとのつながりが分断され、助けたり助けられたりのお互いさまの文化も廃れてしまいました。
「介護保険制度」や「障害者自立支援法」が施行されましたが、在宅生活や社会参加が個々のニーズに応えきれていないのが実情です。
生活者ネットワークは、社会の変化に対応し、人々の多様なニーズを満たすには、公的な制度のみに頼るのではなく、市民も地域に必要な機能を創りだし、行政と市民のパートナーシップよる「参加型福祉のまちづくり」が不可欠と提案してきました。
買い物や掃除、食事作りといったちょっとした手助けがあれば、自宅で生活することができる人々への家事援助サービスや、外出のサポートをする移動サービス、お弁当を届ける配食サービス、また、比較的元気な高齢者の人々が集い、会食や趣味の会などに利用できる「居場所づくり」等々、ボランティア活動やNPOなどの市民事業を地域に創りだしてきました。
定年退職した団塊の世代が地域に戻ってきています。地域のために、豊かな経験を通して培った知識や知恵とともに、さまざまな技術や技能を発揮しもらうチャンスです。
国では、2012年、介護保険制度4度目の改正に向けて案が示され、いよいよ本格的な議論が展開されます。利用者、介護の現場を支えている人たちの声が受け止められ、より充実した制度に改定されるよう地域から発信をしていきます。一方、制度では支えきれないきめ細やかな支援体制を充実するために行政としての役割と責任も質していかなければなりません。国が提起している「地域包括ケアシステム」も方向性としては評価しますが、私たちがつくる「地域ケアシステム」は、多様な市民のつながりと、施設(住まいと考える)や医療機関などのネットワークにより、ひとりひとりの暮らしを支えるしくみを構築することです。介護の社会化の実現に向けてしっかり取り組んでいきます。