介護保険制度、3年に1度の見直し本格化

2011年3月2日 10時53分 | カテゴリー: 活動報告

2000年に導入された介護保険制度は、介護の社会化を謳って実施されました。しかし、この間、約2倍に膨れ上がった給付費がサービス利用の抑制につながり、家族が同居している場合の家事援助サービスなど、利用者や家族にとって、思うように利用できないと言った声をお聞きします。(厚生労働省は、同居家族があるからといって一律にサービスをカットするものではないと、再三通知を出していますが)

私が、昨年行った「介護に関するアンケート調査」でも、約260人の回答をいただきましたが、心身ともに介護を担う家族の負担感は重いという実態が明らかになりました。

介護サービスを必要とする人は、今後も確実に増え続けます。2015年には、団塊の世代が65歳を迎え、高齢化の問題はさらに深刻化していきます。2011年3月現在、練馬区の高齢者人口は約 13 万6千人で、区の人口に占める割合(高齢化率)は 19.4%です。2014年には 14 万人を超 え、高齢化率20%に達し、区民の5人に1人が高齢者になると予測されています。

区は、こうした予測を踏まえながら2012年度までに、4度目の法改正による第5期介護保険事業計画を策定しなければなりません。

国は、昨年末に改正の基本方針を示し、介護報酬の改定議論も本格化していると聞いています。地域密着型サービスに「24時間対応する巡回型の訪問サービス(定期・随時)」や小規模多機能型居宅支援と訪問看護を一体化した「複合型サービス」の追加すること。また、要支援者への見守りや配食サービスなどは「介護予防・日常生活総合事業」として市区町村の判断で地域支援事業に位置付けられるとしています。
地域包括ケアの体制作りに向けて、自治体の裁量の幅を広げ、市区町村の判断を重視する方向性が示されています。

保険者である練馬区は、介護保険制度導入されてから11年をしっかり検証し、あらたな計画策定にむけては、法律にもりこまれた市民参加の原点に立ち返り、市民とともに事業計画策定にあたるよう提案していきます。

皆様にも、区の介護保険運営協議会の傍聴をお願いします。