介護者に支援の輪を

2011年2月15日 11時40分 | カテゴリー: 活動報告

2011年1月30日政策発表集会にて
2011年1月30日政策発表集会にて
先日、「介護をした方、介護をされている方が集まって話し合う会」に参加しました。
会場となった地区区民館の近くに住む6名が参加されました。
午後のひと時、お互いに介護をめぐる体験談を話し合うなかで、印象に残ったことがあります。

友達に、家族介護の体験を話し始めたら、変な顔をされて、聞いてもらうことができなかったと、話された人がいました。
つまり、同じ体験をした者同士でなければ、わかりにくいことが多々あるからだと思います。

年齢を重ねるとどういう変化がおこるのか、介護の必要な状態になるとどのようなことがおきるのか、共有し、共感することが難しいのだと思います。

歳をとると視力が衰える、耳が遠くなる、動作が鈍くなるなどの身体的な変化だけではなく、物忘れが激しくなる、物事の判断力が落ちるなど、さまざまな能力が衰えていきます。
加えて、気が短くなったり、頑固になったりと性格にも変化が生じる場合も少なくありません。また、努力や苦労を重ねてきたなかで、それなりのプライドをもつ人が、人の手を借りなければ生活ができなくなるという、辛さ。

介護を必要とする人も、介護をする人も、「そんなことがあるの…」と、知らない人は驚いてしまうようなことを、日々、経験しているのです。介護の問題には、当事者でなければわからないストレスがあります。

私は、介護福祉士として介護の現場をみてきました。話をしてもわかってもらえない、話を聞いてもらえないなど、周囲の無理解が介護を辛いものにしているケースがあります。
同じ経験をしたもの同士が、悩みや不安を語り合い、情報を交換できる、今回のような会が身近な地域に必要なのではないでしょうか。

地域の中で介護する人を放っておかない。孤独な戦いに終わらせない。
介護保険では支えきれない介護する家族への支援を充実させなければならない、と痛感しています。